国際パラジウム協会新会長にFrancis R. McAllister氏が就任
日本でも活躍が期待される国際パラジウム協会(英称 Palladium Alliance International 本拠地 米国)の会長であったJohn R. Starkが退任し、新会長としてFrancis R. McAllister氏が就任した。同氏は、米国唯一のプラチナ族貴金属生産者であり、同協会のメインスポンサーであるスティルウォーター・マイニング・カンパニーの代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)である。
新会長のFrancis R. McAllisterは当協会会長就任に当って日本での展開について
「日本が世界で最も重要な宝飾市場のうちの1 つであること、および日本は高品質なプラチナジュエリーの作り手として有名なのは周知のとおりです。同じ白金族であるパラジウムは同じく白い光沢を持ちつつも、ほどよい密度があります。
私は素晴らしい技巧を備えた日本の作り手達が、パラジウムジュエリーのデザインおよび品質を高い次元へと導いてくれると確信しています。
また、我々は2010 年、2011 年と日本市場の調査・研究を行い、その結果から日本の宝飾市場は新しく、人と違ったものを求めているということが分かりました。
パラジウムはその新たな選択肢となるでしょう。
その結果に基づき私は今年3 月に日本にオフィスを開設することを決定しました。まずは、業界および消費者に対しパラジウムの啓蒙活動を中心に展開して参ります。」
と述べている。
■国際パラジウム協会とは(Palladium Alliance International)
北米最大の白金族貴金属鉱業グループのStillwater Mining Company によって創立された非営利国際組織。米国・中国・日本にオフィスを構え、パラジウムジュエリー市場の構築と基準作りにと取り組んでいる。
パラジウムがファッショナブルで差別化された白色系貴金属宝飾品として認知されることに貢献しており、業界の小売・卸・加工業者との取引を通じてパラジウムの専門的知識を加味したマーケティングサポート、テクニカルサポートを行っている。
2012 年3 月には日本オフィスを開設し本年度をパラジウム元年と称し、宝飾業界向けのセミナーを展開するなど、日本市場での展開を積極的に推進している。
国際パラジウム協会会長
2001 年1 月9 日にスティルウォーター・マイニング・カンパニーの取締役に就任、その後2001 年2 月12 日より同社代表取締役会長および最高経営責任者(CEO)を務める。
同社取締役就任以前は、1966 年から1999 年までアサルコ社に在籍。1966年から1982 年まで様々な部署並びに管理職を経て、1982 年から1993 年まで最高財務責任者(CFO)を1993 年から1998 年まで銅事業部担当上級副社長を、1998 年から1999 年まで最高執行責任者(COO)を、そして1999 年には会長兼最高経営責任者(CEO)を歴任した。