ジュエリーの一大生産地、山梨県の産地ブランド×クリエイターの感性で生まれる『Koo-fu(クーフー)』、2017年の新作コレクション。2月14日まで松屋銀座アクセサリープロモーションスペースで受注会も
ジュエリーの一大生産地・山梨県の産地ブランド『Koo-fu(クーフー)』より、2017年の最新コレクションが発表された(山梨県は「貴金属製装身具(宝石、象牙、鼈甲を含む)」出荷額で対全国構成比37.8%を占める:2016年3月25日公表/経済産業省大臣官房調査統計グループ)。
新作コレクションのテーマは、“すべての女性は美しい。ひとりひとりの美しさには、たったひとつのジュエリーを”をコンセプトにした「So,I am beautiful」。コレクションに参加した8人のデザイナーが、強さや独立心、好奇心といった女性を輝かせるキーワードを設けて8つの美しい女性像をジュエリーの世界で作り上げている。
それぞれのテーマと参加デザイナーは以下の通り
I am tougf/野口芽生さん、I am tender/大森弘子さん、I am mirror/徐昌河さん、I am eternal/塚本清美さん、I am adorable/矢野萌英さん、I am independent/飯島恵子さん、I am changeable/内藤香乃さん、I am curious/村上緑さん
山梨県内最大の組織となる山梨県推奨宝飾協同組合が中心となり、ジュエリー産業の活性化に向けた「Koo-fuプロジェクト」を発足したのが2005年。2006年度から中小企業庁の「JAPANブランド育成支援事業」の支援を受け、伝統的に受け継がれてきた技術の掘り起こしや新素材開発、デザイン力の強化などが行われるようになり、産地ブランド『Koo-fu』が誕生。ブランド設立から10作品目のメモリアルにあたる2017年コレクションを開発するにあたっては「Koo-fuデザイン室」を開設し、ディレクターにEDELKOORT EAST株式会社 代表取締役/トレンドユニオン 日本支社 代表の家安香氏(いえやすかおり)を招聘して約1年間、ワークショップを重ねて開発に取り組んでいる。
『Koo-fu』の2017年新作コレクションは2017年2月8日に松屋銀座1階のスペース・オブ・ギンザで発表、杉野服飾大学とコラボレーションして、これまでの10コレクションを紹介する「ジュエリーをまとったファッションショー」も開催された。
甲府商工会議所 中小企業振興部の担当者は、ファッション、ジュエリーに興味のある消費者が多く訪れる銀座という立地での開催は、百貨店に訪れた買い物客の立ち寄りも多く、「Koo-fuブランドとは何か」という質問も寄せられ、認知を促す良い機会になったと話していた。
『Koo-fu』2017年新作コレクションの今後の予定としては、
2017年2月8日~2月14日の期間、松屋銀座1階アクセサリープロモーションで「Koo-fuフェア」を開催してメモリアルイベントとあわせて受注販売会も実施。
2017年2月25日~3月6日の期間に山梨ジュエリーミュージアムで新作企画展を行い、4月5日~6日に開催される第46回甲府ジュエリーフェア(バイヤー向け展示会 山梨県・甲府市)でも披露。4月8日の信玄公祭り「輝きの祭典・大宝飾展」(山梨県・甲府市)では一般の消費者に向け、公開展示が行われる。
アゲート(メノウ)をスライスカットし、強度を生かして薄く仕上げたKoo-fuプラチナにセッティング。アゲートの配置にも工夫し、その模様・カラーの面白みと美しさを生かしたモダンでファッション性のあるアイテムが制作されている。画像のバングル、リング、ネックレスのほか、楕円形にカットしたブラウンカラーのアゲートを使用したアイテムも展開している。
右画像のもの
バングル:Koo-fu Pt950×アゲート 1,100,000円(本体価格)
リング:Koo-fu Pt950×アゲート 820,000円(本体価格)