N.Y.発信のジュエリーブランド『SATOMI KAWAKITA JEWELRY(サトミ カワキタ ジュエリー)』が2017年4月17日、CLASKA(東京・目黒通り)を会場に特別展示会を1日限定で開催。2017年の春の新作と合わせ、700点を超えるコレクションを披露した。
デザイナーの川喜多さんは日本でガラス工芸、ビーズアクセサリー制作を手がけた後、単身渡米を果たしてジュエリーの専門学校に入学。そこでジュエリーメイキングの基礎を学び、さらに2003年よりN.Y.の宝石のマスターセッターに師事して石留めの技術を身に付け、2008年にSATOMI KAWAKITA JEWELRYを設立するに至っている。現在はN.Y.のトライベッカ地区に工房と完全予約制のショールームを開設。地元ニューヨーカーの口コミで人気に火がつき、アメリカはもとより、欧州、日本からの顧客もショールームに訪れるようになっているという。日本ではEvam eva(吉祥寺店・丸の内店・自由が丘店・北浜店・福岡店)、Tomorrowland(渋谷店・丸の内店・御堂筋店・京都店)などでアイテムが販売されている。
SATOMI KAWAKITA JEWELRYの魅力はこだわりのディテール。
デザインのインスピレーションソースとなるのは自然の中に見つけられる形や素材感、古い建物やそのインテリアである。ダイヤモンドセッターであり、職人でもある(鋳造以外の全てのプロセスを担うことが出来る)川喜多さんの技術力、そして、繊細な感性が融合してデザインが具現化され、モダンアンティークにも前衛的にも受け取ることが出来る独自のスタイルを構築している。
SATOMI KAWAKITA JEWELRYは指輪をメインに展開。「自分が長く愛用したいと思えるジュエリーを作る」を念頭において制作している。
微妙なゆがみや不規則性に、職人が1つ1つ手がけているというクラフト感が現れており、それがアート性の中にぬくもり感を付与するものにもなっている。