「(株)PR現代」は、1月18日(木)、「2018 新春フォーラム」を東京「アキバプラザ」で開催。「さあ、ネクストショップへ 明日へのチカラ」をテーマに、問題提起、基調講演、ジュエリー及びきものの各分科会、懇親パーティーを開催した。
冒頭の問題提起ではPR現代 代表 の下島仁が、生活者の購買傾向や昨今の業界動向をふまえ、今取り入れるべき解決手法「明日へのチカラ」を次の3つに集約して紹介した。
1:お客さま、社員、地域の生活者が求める「経営理念、実践のチカラ」
2:ウエブ時代に適応した情報発信力「ウエボリューションのチカラ」
3:体験型消費、コト消費傾向に適応する「商品のチカラ」
「変化の大きい今の時代こそ、本質を求め、かつ時流にいかに適応するかが持続可能性の高いビジネスになる。過去にしばられすぎず、生活者の傾向に適応したチカラを武器にしていこう」と発表。「ジュエリーやきものを金儲けの道具ではなく、その文化創造を目的とし、お客さまの喜び、感動の結果として、しっかり儲かる会社づくりをしていこう」と締めくくった。
続く記念講演では、感性論哲学の創始者である哲学者 芳村思風氏が登壇。「心の底から湧いてくる夢と燃える言葉を持とう!」をテーマに、「今は、理屈だけでは人の心を動かすことができない。感性でお客さまの心をつかみ、心に応える時代。生命から湧き出る力があれば、自己実現ができる! さすがプロと言われる専門性が求められている今はチャンスだ」と熱いエールを送った。
午後は、ジュエリー部門と呉服部門にわかれ、「お客さまが喜びそして儲かる経営へ! 2018年の顧客創造シナリオを語り合おう」と題して、ケーススタディーが発表された。
ジュエリー分科会では「お客さま参加型エンターテイメントジュエリーショップ」を目指し、オーダーリフォームやブライダルで人気の「ジュエリーハナジマ<(有)花路>」(東京都江戸川区)の花島路和社長が講演。経営理念をはじめ、驚きの商品戦略、接客サービス事例が紹介された。また花島社長は今年から「JMG」(ジュエラーズ・マインドグループ)の五代目会長に就任したことも発表された。このほか、リ・ジュエリーによる業績向上の事例や、日本の宝「珊瑚」、美術館収蔵の「宝飾芸術作品」など、ジャパンクオリティーを特集した情報誌『Hills(ヒルズ)』と連動したプロモーション展開が紹介された。
PR現代は今回の「新春フォーラム」の実践研究会、セミナーを今後も予定。2月22日(木)に「2月度JMG定例研究会」(売れる・儲かる・喜ばれる企画、ウェブ成果アップ、宝石の産運用サポート研究!)を開催(小売店対象)。4月25日(水)には、第1回きもの業界「ウェボリューションセミナー」を開催する(きもの業界の全業態対象)