ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(本社:東京都千代田区丸の内)が、2021年2月1日(月)付けでのディメイ美代子氏の社長(兼ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・リージョン グループ・ヴァイスプレジデント)就任を発表した。
ディメイ美代子氏は1992年にニューヨークのティファニーでキャリアをスタートし、リージョン及びセントラルの双方において業務の範囲と責任を広げ、直近ではグローバル・セールスオペレーションのヴァイスプレジデントを務めている。
なお、これまで9年間にわたりチームを率いてきたダニエル・ペレル氏は同日付で退任することになる。
チャールズ・ルイス・ティファニーにより1837年、ニューヨークに創業したティファニーは、世界各国で300以上の直営店を運営。日本法人の設立は1992年になる。
ティファニー社とその子会社は現在、14,000名を超える従業員を擁し、ベルギー、モーリシャス、ボツワナ、ベトナム、カンボジアの自社所有のダイヤモンド工房には1,500名以上の職人が在籍。併せて、ニューヨークにはティファニー宝石研究所、北米に5つのジュエリー制作工房を有しており、2020年10月にはジュエリー業界でのダイヤモンドトレーサビリティをリードする取り組みとして、自社の個別登録ダイヤモンド(0.18ct以上)がティファニー ブルー ボックスに収められるまでの軌跡、クラフトマンシップ ジャーニー(原材料調達・加工・ジュエリー制作履歴)の情報を顧客に提供することを表明した(ジャパンプレシャス2021年新春号「ジュエリー業界のSDGsの現状」より)。
また、2019年11月にLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループグループによる買収合意が発表された後、新型コロナウイルス感染症の影響などにより2020年9月にはその撤回が表明されるといったこともあり、その展開が注目されていたが、2020年12月30日の臨時株主総会の場でLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループグループ傘下となることが承認されたとの報道がロイター通信など各メディアを通じて発表されている。