宝飾・時計・メガネ、きもの、寝具に特化したマーケティング・企画広告会社「㈱PR現代」(東京・日本橋、下島 仁 社長)は、主宰する宝飾小売業経営者が集うマーケティング研究会「JMG(ジュエラーズ・マインド・ジャパン)」の定例会を12月2日(木)オンラインにて開催。コロナ収束後を見据えた販売戦略を中心に、JMG会員同士の意見交換を交えた研究発表会を展開した。
冒頭、JMG会長の花島路和氏からは、コロナ疲れから歩みを進め始めた消費活動についての実況分析を踏まえ、顧客のタイプ別に販売ストーリーを提案する必要性を説き、競争よりも人との違いを創造する「差を作るのではなく違いを作る」販売方法を提案。加えて事業継承特例措置の申請期限が迫っていることを注意喚起し、有利に事業継承ができるよう会計士などへの早期相談を呼びかけた。
続いてJMG顧問であり(一社)日本宝飾品貿易協会 代表理事の深澤裕氏は、今年のリベンジ消費が1兆円を超える勢いであることから、各チェーン店が量産体制に入っていると報告。先日開催されたJJFでは国内、海外勢とも仕入れに注力していたこと、ライブチャットなどオンライン販売の現況についての分析を披露し、業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)への取組姿勢についての見解を述べた。
(株)PR現代ジュエリー事業部長の三澤慎太郎氏からは「リアルとデジタルの販促対策最新状況」として、コロナ禍でわかった3つの必要性を解説。新しい時代に適応するための核となる商材や人材の創出方法の具体策を発表した。
続く第3部では参加者ディスカッションとして、参加各店の今年のイベントハイライトを紹介。成功事例の具体的な内容と結果報告、反省点や分析を述べたことで、各店の特色や持ち味が明らかになった。
次回JMG定例研究会は2月9日(水)、これからの展示会のあり方やSDGsへの取り組みをテーマにオンラインで開催する。