ジュエリー関連企業の四半期決算報告が出揃った。消費が低迷する中で各社とも売上高は減少。しかし減少幅は1割強程度の企業が多く、低単価商品による集客効果が寄与したと見ていいだろう。各社ともに引き続き経費削減・営業体制の見直しなどで企業体質の強化を行っているが、2010年も同じような低価格政策が通用するとは限らない。得意分野への絞込みとブランディングの成否が要となりそうだ。

株式会社サダマツ:都市型・百貨店型の店舗展開は増加したが、総店舗数の減少や消費低迷で売上高は減少。
株式会社ナガホリ:クリスマス商戦が相応の結果を残し、売上高は減少したが連結営業利益・連結経常利益は増加。ニコロポーロを連結子会社に。
株式会社ベリテ:低価格商品を充実させて来店客数の増加を図ってきたが、客単価が計画を下回って推移。
東京貴宝株式会社:売上高は前年同四半期比10%減だが、経費削減効果・不良債権発生を抑えたために大きく増加した。
株式会社シーマ:主力のブライダルジュエリー事業は集客数は確保したが個人消費の低迷・商品購入単価の下落傾向で売上が減少。
As-meエステール株式会社:平成21年10月1日に連結子会社あずみ㈱と合併。不採算店舗の閉鎖や卸売りの減少で売上高は減少。
株式会社サハダイヤモンド:ブライダルジュエリー販売では個人消費低迷の影響を在庫販売で売上高をカバー。e-ショップ事業は広告宣伝費圧縮で伸び悩み。
株式会社ヤマノホールディングス:宝飾事業は訪問販売・展示会販売のセット販売が市場縮小のために売上高が減少、売上総利益も低下。経費削減で前年度よりも収益は改善。
株式会社桑山:貴金属地金相場の下落で売上高は減少したが、営業活動の効率化で営業利益・経常利益が増加、大幅な改善となった。
株式会社ツツミ:採算性を重視した店舗のスクラップアンドビルドで経営体質を強化。総資産・純資産は増加、流動負債は減少。