<ダイヤモンド>ct単価がやや上昇
財務省貿易統計による3月の宝石貴金属の輸入結果は、ダイヤモンド輸入量が197,156ct(前年同月比90.5%、累計では98.7%)、輸入金額では62億5,282万3千円(同109.5%、累計では97.8%)、ct単価は3万1,715円となった。
Ct単価を押し上げたのは、1~3月のデビアスのサイトでの値上がり傾向を反映しているものと思われる。
また、アメリカからの高品質なダイヤの輸入量・金額の増加や、タイ・バンコクの日本企業の工場からの輸入があった。インドからの輸入も1月2月に比べると、3月分はct単価が上昇している。中国からの輸入量・金額が大幅に上昇しているが、これは香港ジュエリーショーに輸出されたダイヤモンドが戻ってきたものと推測される。
<ルビー、サファイヤ、エメラルド>ミャンマーからの高額品が目立つ
ルビー、サファイヤ、エメラルドの輸入は数量で18万1,454ct(同297.9%、累計で174.4%)、金額では2億2406万3千円(同119.7%、累計で65.6%)、ct単価は1,235円となった。1月のct単価517円から比べると倍になっている。
なおミャンマーからの輸入だけは、ct単価13万9,091円と2桁違った高級品が輸入されている。
<半貴石>ct単価は4円。天然石ブーム続く
半貴石は輸入量が1億2970万9,877ct(同140.1%、累計で133.4%)、金額で4億5,839万4千円(同104..4%、累計で93.4%)、ct単価は4円であった。主な輸入先は量では中国、ブラジル、金額では香港。天然石ブームはまだ衰えていないようだ。
<金製品>フランスからのゴールドジュエリーが増加
金製品は4.9トン(同370.4%、累計で85.9%)、金額で53億246万5千円(同106.9%、累計で98.3%)、グラム単価は1,081円。
フランスからの輸入量が前年同月比で1385%と劇的に増えているのが特徴で、しかもグラム単価642円と低いことが、全体の単価を下げた。イタリアンジュエリーは量で130.7%、金額で119.2%と堅調な伸びだったが、累計では昨年を下回っている。
<プラチナ製品>低価格ブライダル製品の影響が?
プラチナ製品は約573キロ、金額で37億5,794万3千円(同860.8%、累計694.3%)、グラム単価は6,551円だった。ここでもフランスからの輸入が量・質ともに激増しているのが特徴で、インポートブランドが日本向けに低価格のブライダル製品を投入した影響ではないかと推測される。スイスからのプラチナ製品のグラム単価は相変わらず997円と低いが、構成比のシェアがやや下がったせいで全体の単価をわずかに押し上げている。
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