西日本の中心地、大阪で唯一開催の本格的な展示会「第2回大阪ジュエリー&ジェムストーンショー2010」が、株式会社ビジネスガイド社主催、日本宝石協同組合、大阪ジュエリー工芸協同組合の協賛で11月4日(木)に大阪市中央区本町橋のマイドームおおさか2階で開催された。
当日は、西日本を中心としたバイヤーが詰めかけ2,156名が来場した。
来場者の内訳は、小売業1,147名、卸売業552名、メーカー64名、輸出入業88名、デザイナー・クラフトマン212名、プレス6名、その他87名。
主催者側では、「厳しい経済環境の中で出展社が顧客招待活動に全力で取り組み、協賛団体の地元展を応援する意識の強さと積極的活動が同展の動員の成功を収めた結果であり、“大阪で唯一の本格的商談の場”として多くのバイヤーに定着、必要とされる展示会へと成長を感じさせる場となった。」としている。
会場内では第2回目になるこの展示会の関西宝石業界への定着度と1日集中開催の効果が大きく表れ、開会から終了時まで熱気あふれる商談風景がそこここで見受けられた。
関西地区ではここ数年、卸・メーカーの仕入展が減少する傾向があるが、その中にあって大手、中小の卸・メーカーが40社以上も出展するこの展示会には、近畿2府4県はもとより四国・九州など遠方から来場する小売店も多く見られた。
協賛団体である、日本宝石協同組合の片岡理事長は、貴重な大阪での仕入の場であり、この時期にこそ継続する事が肝要であるとし、厳しい状況下での開催を評価した。
また同じく協賛団体の大阪ジュエリー工芸協同組合の藤本理事長は、第7回目を迎えた「大阪ジュエリーデザインコンテスト」を実施、来場者による投票が行われ、入賞者が決まり、午後3時半からその発表と表彰を行ったが、デザイナー・クラフトマンの発表の場として同展示会は大きな意味があり、今後も開催を続けてもらい、協賛組合として協力していきたいとした。