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宝飾業界ニューストップ > バックナンバー一覧 > 2012年02月17日
【2012年02月17日】

桂由美×ミキモトのコラボレーションでメイドインジャパンを世界に発信。安藤美姫着用で制作費3500万円相当のアコヤ真珠セッティングドレス「Princess of Mikimoto Pearls」が登場。

 

 
2月15日、ウェディングドレスデザイナーであり、ブライダルビジネスのパイオニアとして知られる桂由美氏がアコヤ真珠約13,000個をセッティングしたウェディングドレス「Princess of Mikimoto Pearls」を発表した。
 
製作に協力したのは日本のロイヤルジュエラー『MIKIMOTO』(http://www.mikimoto.com/)。
 
桂氏は以前から「「美しき日本」を世界にアピールする」として、メイドインジャパンを世界に向けて発信する取り組みを行っており、2011年春夏コレクションでは京都の伝統工芸を駆使した作品群を披露。2012年1月23日には新コレクション「友禅ツゥディ」を発表してパリ店で展開しており反響を呼んでいる。
 
桂氏は
6月の宝石とされる真珠は花嫁と結びついているものであり、日本が誇る宝石でもある。それを海外に向けて発信するにあたっての戦略として、歴史・ハイレベルのスタンスを持ち、海外にも認められるネームバリューを持つブランドである『MIKIMOTO』に協力をお願いしました」
と『MIKIMOTO』とのコラボレーションの理由を話し、今後の「Princess of Mikimoto Pearls」の広がりについては
「メイドインジャパンを現すものとして北京、上海、NYのブライダルマーケットに発信していきます」
と話した。
 
株式会社ミキモト 代表取締役の吉田均氏は日本での真珠生産について、
20数年前のピーク時には8,000~10,000貫(1貫3.75kg)あったが、排水などの影響もあり、現在では4,000貫を切る時代になっている。南洋真珠などの生産があり、真珠市場自体は拡大しているが、アコヤ真珠の売上・生産は減少している。
そのため良品質のアコヤ真珠は希少性が増しており、良品質の真珠を確保するには相当の努力が必要になっている。
として、アコヤ真珠の希少性について話している。
 
今回、フィギュアスケーターの安藤美姫さんが着用したドレスに使われたアコヤ真珠の総重量は約3Kg。
最も小さい真珠で3mmのものから刺繍されており、3mm~8mmをメインにして、10mm以上の希少なアコヤ真珠も5個、胸元に飾られている。
 
「全てイミテーションではなく、アコヤ本真珠が使われている。ギネス申請も検討している」ということで、ドレスの制作費はおよそ3,500万円相当になる。
同じく真珠をセッティングしたネックレス・イヤリング・ブレスレットは合わせて、1,200万円。ティアラは「オーダーされるとしたら2,000万円以上掛かる」というものになっている。
 
このドレスは、安藤美姫さんが着用して2月21日に開催される桂由美グランドコレクション「THE WIND OF ASIA」のラストに登場。「THE WIND OF ASIA」には、中国・台湾・香港を中心に俳優・歌手・モデルとして活躍するフービンさん、韓国の俳優のパク・シフさんも登場する。
 
[問い合わせ先]
株式会社 ユミカツラインターナショナル
URL:http://www.katsura-yumi.co.jp/
左から吉田均氏、安藤美姫さん、桂由美氏。
安藤美姫さんを起用した理由について桂氏は
「リンクで白い衣装を着ているのを以前見ていて、ホワイトカラーと安藤さんのイメージが結びついていた」
「アスリートの方を起用すると一般の方の注目度合いが高い。親近感があり、ブライダルのシーンに実感が出るのです」
と話していた。
継ぎ目の見えない1枚布で作られたかのような方法で、「Princess of Mikimoto Pearls」のこのドレスは製作されている。レース作り、縫製、真珠の刺繍などでそれぞれ3ヶ月あまりかかり、製作日数はちょうど1年くらいになるという。
ドレス重量約3Kg・付けられた真珠重量約3kgなので、重くなりすぎないようにチャペルドレーン(ドレスの後ろの裾部分)が長くなり過ぎないように工夫されている。
ドレスを綺麗に着られるように体を絞ったという安藤さんは「しっかりした形をしているので、それほど体に負担は感じられない」と話していた。
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