東京証券取引所などを主管する日本取引所グループは、9月30日に株式会社サハダイヤモンド(JASDAQスタンダード)の上場廃止を決定し、整理銘柄に指定することを決定した。
決定理由は2016年6月の株価が10円未満となり、3ヶ月以内(9月末まで)に株価が10円以上とならなかったことが確認されたため。整理銘柄指定期間は9月30日(金)から10月31日(月)までで、上場廃止日は11月1日(火)。
サハダイヤモンドはロシア・サハ共和国のアルロッサから直接入札でダイヤモンド原石を仕入れてロシアの子会社で研磨し、日本と中国で販売している。
サハダイヤモンドでは今後の見通しとして、
「当社株式は、本日の東京証券取引所における上場廃止決定に伴い、本日より原則1ヶ月間整理銘柄へ指定された後、上場廃止となります。このような事態となり、株主の皆様を始めとする関係各位の方々には多大なるご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。
なお、上場廃止後も事業は継続し、引き続き収益の改善に向けて全社一丸となって邁進し経営の再建を図る所存でございますので、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
整理銘柄への指定期間中は、従来どおり売買を行っていただくことが可能です。」
としている。