4℃ホールディングスは平成29年2月期決算を公表した。
当期の連結業績は、売上高497億97百万円(前期比5.8%減)、営業利益65億29百万円(前期比6.8%増)、経常利益77億96百万円(前期比13.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益49億62百万円(前期比16.0%増)となった。
なお、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益は5期連続、経常利益は6期連続で過去最高を更新した。
ジュエリー事業では、主力の「4℃」(ヨンドシー)ジュエリーでは既存店の改装にあわせたゾーン、アイテムの拡充に取り組み、取扱いアイテムを拡大した「canal4℃」(カナルヨンドシー)や、積極的な出店を進めた「Luria 4℃」(ルリアヨンドシー)、郊外型SCチャネルに展開している「MAISON JEWELL」(メゾンジュエル)が好調に推移した。加えて、2ケタ成長を続けるEC事業も業績を牽引した。
その結果、売上高は5期連続、営業利益は8期連続で過去最高を更新した。
(ジュエリー事業)
売上高 331億66百万円 (前期比 4.0%増)
営業利益 59億80百万円 (前期比 2.6%増)
次期の見通しについては、第4次中期経営計画最終年度となる2017年度、引き続き「100年企業」、「100年ブランド」の実現に向けて「人材の育成」、「商品力の強化」、「マーケット動向の把握」に取り組むとともに、信頼性の高い企業グループの構築に向け、CSR経営を実践し、内部統制機能の強化、株主への利益還元、利益成長に繋がる中長期的投資等を実行することによって企業価値の向上に取り組む。
ジュエリー事業を展開するエフ・ディ・シィ・プロダクツグループでは、「4℃」ジュエリーの商品開発力の強化や「4℃ BRIDAL」(ヨンドシーブライダル)のブライダル専門店としての独自性追求に取り組む。また、「canal4℃」、「Luria 4℃」等による新規出店も進め、加えて、新規事業の開発、育成によるチャネル戦略の推進にも取り組む。
以上により、次期(平成30年2月期)の連結業績見通しについては、売上高510億円、営業利益68億50百万円、経常利益82億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益55億50百万円を見込んでいる。