バンコク初の6月の展示会、「Thailand Gems & Jewelry Fair 2017」がいよいよ6月15日~18日と迫ってきた。
イベントは一昨年まで展示会を開催していたタイの宝飾業界団体、Thai Gem and Jewelry Traders Association (TGJTA)が主催するもので、タイの観光庁及びASEAN+6の業界団体が協賛している。
展示会を訪問する予定のあるバイヤーは事前登録を済ませることが出来る
http://www.bcis.biz/gems/form.asp
TGJTA会長 のMr Suttipong Damrongsakul氏は、今回の展示会のテーマである‘Treasure Road to the World’(世界への宝の道)について、産業発展に役立つとしている。タイは世界の色石のソースマーケットであるだけでなく、昨今ではジュエリー製作の中心地のひとつにもなってきている。
タイからのジェム&ジュエリーの輸出は2016年で142.5億ドルにのぼり、前年比で129.6%となった。その意味で年中間のこのフェアはタイ国内外での期待は大きい。
今回の出店社の中に国際ブランドのPandora(パンドラ)も含まれている。同社のSenior Vice President, Manufacturing & Managing Director、Nils Helander氏は、100カ国以上で展開されているパンドラのベストヒットアイテムであるチャームブレスレットの中でも最新のデザインをこの展示会で見ることが出来ると発表している。それはパンドラのジュエリーは長い間タイで製造されてきているからである。
また、その他の出店社にDuang Kaew Jewelryがあるが、これはバンコクでも最も革新的でモダンなジェムストーンのジュエリーデザインを提供する出展者である。
同社のManaging Director Rattana Suksawatさんは、私たちの卓越したクラフトマンシップを是非会場で見てほしいと話している。
また、技術の進歩もこの展示会で見ることが出来る。最新のワックスインジェクションロボット技術が展示される。そのロボットは‘collaborative robots’ or ‘cobots’,(コボット)と呼ばれ、人とロボットが共同でジュエリー製作を行えるような仕組みとなっている。
その他にAlessio Boschi氏によるファッションショーとセミナー&ネットワーキングパーティーも予定されている。6月16日の10:30-12:00で、テーマは「グローバルマーケットでのデザインやクラフトの機会」。