日本宝飾クラフト学院(大場よう子学院長)では、長年、日本の伝統装身具と世界各地域の民族装身具を収集し、装身具文化の研究と展覧会協力による文化普及に役立ててできたが、その収集品を整理・分類し、「伝統装身具ネット図鑑」(http://www.soushingu.com)として公開している。
現在、各種装身具とその関連資料を含め、掲載数が約5,000件に達した(8月1日現在)。ぜひご覧頂き、日本と世界のジュエリー文化の学習とデザインのヒント発見に役立てていただきたい。
●日本の装身具概要
日本の装身具とその関連資料を約2,700件掲載
日本編は時代別編集。時代区分は「江戸中期・後期初め」「江戸後期」「江戸末期・明治初期」「明治期」「大正・昭和初期」「戦時体制期」「戦後・昭和中後期」の7期からなり、ダイヤ、プラチナ製品の逸品から普及品まで各時代の代表的装身具を紹介。日本の伝統装身具と宝飾品の全体像が把握できる構成になっている。
●海外の装身具概要
海外の装身具とその関連資料は約2,300件掲載。こちらは地域別編集となっている。
取り上げている地域は「東アジア」「東南アジア」「南アジア」「中央アジア」「西アジア」「アフリカ」「南北アメリカ」「オセアニア」の8地域で、日本ではほとんど知られていない世界中の代表的な民族装身具が一望できる構成になっている。
この「伝統装身具ネット図鑑」は宝飾史研究家で日本宝飾クラフト学院理事長露木宏氏の責任監修により、毎月更新されていて、今後も随時追加されていく。所蔵品のほぼすべてが掲載されるのは3年後を予定している。
なお、この中野主要作品はジュエリー文化研究会のハンドリングゼミ(年4回開催)に酸化すると手にとって鑑賞できる(http://www.j-bunka.jp)