宝飾・時計・メガネ、きもの、寝具に特化したマーケティング・企画広告会社「㈱PR現代」(東京・日本橋、下島 仁 社長)は、8月8日(火)『小が大を超える逆転発想』をテーマに第52回目となる「夏季セミナー」を開催。130名超の会場埋め尽くす参加者に対し、「ウェブ時代に適応するための、アナログとデジタルの融合による大変革(ウェブ+レボリューション=ウェボリューション)」をキーワードに、小売市場がたいへん厳しい環境下にある中、次世代のお客さまづくり、売り上げの確保を実現するため成果を出す方法を提示した。
下島社長の問題提起では、加速化するウェブ社会の中で、これから益々求められるのは「ストアブランド・アイデンティティである」とし、参加者に対し「自店のブランド力」を見直し、それをどう活かすかを学ぶ1日としてほしいと語りかけた。
記念講演では、静岡県立大学 経営情報学部 岩崎邦彦教授より、「引き算をする勇気」と題して、小が大こえるために何をすべきかを紹介。事業拡大の際に陥りやすい事例をもとに、[引く]ことで見える本質的な価値、顧客を引きつける魅力がうまれることをわかりやすく解説された。
午後の部では、PR現代が10年前より研究をしてきた実店舗をもつ専門店向けのサイトの概念「見込み客発見型ホームページ」をもとにした研究報告を行った。同社「ネクストショリューションズ」プレジデント 神山有史の著書、「中小企業が大企業に勝つ秘策」『100%成果が出るウェブ集客の成功法則』(8月10日セルバ出版より発刊、1,600円+税)でも紹介したウェブ活用により業績を伸ばした実績をもとに、これからの顧客創造戦略(ウェボリューション)の具体策を公開。同社のパートナー企業3社にも登壇いただき、通販業界や飲食店などで使用しすでに効果をあげている最新のIT技術を駆使したお客さまづくりの仕組みの紹介も行われた。
さらにPR現代では、2018年1月より「ウェボリューション経営実践会」を発足させ、ウェブ経由での売上5倍、新規客比率を年商の5割の実現を共通ビジョンとした活動を開始することも発表。下島社長は、まとめとして、「独自性をつくる5つのポイントは、象徴性、専門性、共感性、柔軟性、娯楽性(文化性)とし、自社の強み、独自化のための「尖り」を磨こう。そしてウェブ、ITをフル活陽した経営革新(ウェボリューション)に取り組もう!」と締めくくった。