1965年より隔年で開催を続けてきた日本ジュエリー展は、今回で30回目を迎える。ライフスタイルの変遷とともに、ジュエリーのもつ役割も変化してきている。その中で、本展は時代にあったジュエリーの可能性を引き出すとともに、ジュエリー作家の登竜門として、多くのアーティストを輩出している。
今回は、応募総数305名、645点の応募があった。大賞受賞作品は、銀、パラジウム、赤銅、18金という金属素材が、象嵌と鏨を駆使されてリズミカルな表情を見せ、はり合わせ技法によりつくられたフォルムのつながりが、完成度の高いジュエリーとなっている。そして、パール、キュービックジルコニアが加わることで、高いファッション性を持ち、大人のジュエリーとして楽しめる要素が強く引き出されている。豊かなセンスと遊び心が高い技術力で表現された作品である。
また、受賞はじめ入選作品は、広く一般の人々に向けて展覧展を実施し、ジュエリーをとおして人々の豊かな生活文化の向上に寄与するとともに、教育、産業界へ優れた次代デザインを提案していく。
<審査結果>
■応募者 305名 内訳:一般部門119名/under26部門61名/JJDA会員部門125名 総点数 645点
■入選者 239名 内訳:一般部門72名/under26部門49名/JJDA会員部門118名 総点数 571点
■入賞 入選239名の中から大賞1名、優秀賞2名、under26部門賞1名、招待審査員賞3名、奨励賞5名、特別賞1名 計13名が受賞。
<授賞式・展覧会開催概要>
■授賞式 日時 平成30年6月16日(土)16:00~16:30 会場 東京都美術館 1階 第4展示室
■会場会期
東京都美術館 1階 第4展示室
2018年6月16日(土)~6月21日(木)9:30~17:30(入場は17:00迄、最終日13:00迄 入場は12:30迄)
6月18日(月)休館日
東京都台東区上野公園8-36 TEL03-3823-6921
■入場料 一般500円 学生300円
■展示内容 入賞及び入選作品 239名、571点
※同時併設展 ジュエリーとそのデザイン創作の源を表現する会員18名の作品も展示。
■主催 公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会
■後援
経済産業省
文化庁
公益財団法人日本デザイン振興会
一般社団法人日本ジュエリー協会
公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会
公益社団法人日本クラフトデザイン協会
公益社団法人日本インテリアデザイナー協会
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会
公益社団法人日本サインデザイン協会
一般社団法人日本空間デザイン協会
公益社団法人日本パッケージデザイン協会
一般社団法人総合デザイナー協会
日本経済新聞社
■協賛
栄光時計株式会社
東京貴宝株式会社
学校法人水野学園専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
松本 のりこ/MATSUMOTO Noriko (JJDA会員部門)
ネックレス 素材 ゴールド(K18)・パラジウム・シルバー・キュービックジルコニア・真珠