LINE株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤剛氏)がコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」に続き金融事業領域をさらに強化すべく、新会社「LINE Financial株式会社」を設立したのは2018年1月10日のことになる(2017年の全世界のLINE Payの年間取引高4,500億円突破・登録ユーザー数4,000万人を達成)。
LINE Financialは金融事業領域をさらに強化すべく本格的な人材採用をスタート。これに伴い金融事業関連人材に向けた採用ページ(https://linecorp.com/ja/financial)を本日、2018年4月25日にオープンしている。
LINE Financial株式会社ではLINEならではのイノベーティブな金融サービスの構築・提供をすべく、資産運用・証券取引、ローン、仮想通貨、保険、信用評価システム、PFMS(Personal Finance Management Service)といった様々な金融関連のサービスを提供する準備を進めており、LINEがこれまでに培ってきた日々のメッセージを扱う高いレベルのセキュリティに加え、ブロックチェーン技術などの研究開発を積極的に推進。「ユーザーにとって便利で、安全な金融サービスの提供を目指していく」としている。これにより、これまで金融関連サービスに興味や関心のなかった層にまで市場を広げ、人とお金・サービスの距離を近づけていくという。
革新的なフィンテック事業を実現すべく同社ではこれら事業における経営企画、事業戦略、マーケティング、エンジニア職などの総括的な採用を積極的に行い、中長期的には500名規模の採用を目指す。
LINE Financialが目指すのは、フィンテックの世界をリードする存在。将来のキャッシュレス・ウォレットレス社会を見据え、事業展開の加速やサービス強化に向けた取り組みや体制づくりを積極的に行っていく方針にある。
同じく4月25日、「コミュニケーションとInsurTech を融合したスマホ特化型保険サービスの展開に向けた協業」としてLINE Financialと損害保険ジャパン日本興亜株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:西澤敬二氏)による損害保険領域における業務提携が締結。
LINEの豊富なユーザーベースと若年層へのリーチの強み、ユーザビリティの高いデザイン設計を生かし、コミュニケーションとInsurTech(Insurance + Technology)を融合した新たな保険サービスとして「スマートフォンで手軽に簡単に購入・相談・請求ができるスマホ特化型保険サービスの構築・提供」を行い、これまで保険に興味や関心のなかった層にまで市場を広げ、人と保険の距離を近づけ、将来的には「LINE」ならではの新しい保険サービスを提供するなど保険業界の「ゲームチェンジ」を共に目指すとしている。なお、サービス開始は2018 年内を予定している。
社名:LINE Financial株式会社
代表者:代表取締役 出澤剛氏(現 LINE株式会社 代表取締役社長)
取締役:舛田淳氏(現 LINE株式会社 取締役)
黄仁埈氏(ファン インジュン)(現 LINE株式会社 取締役)
資本金:50億円
設立年月日:2018年1月10日