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宝飾業界ニューストップ > バックナンバー一覧 > 2018年05月30日
【2018年05月30日】

デビアス、人工ダイヤのファッションジュエリーブランドを発表

<デビアス・プレスリリース>より

5月29日、デビアス・グループは、ライトボックス・ジュエリーと呼ばれる新しい会社の立ち上げを発表した。この会社は、9月にライトボックス・ネームの下で新しいブランドのラボで育成されたダイヤモンド・ジュエリーを販売する。

ライトボックス研究室で作られたダイヤモンドは、0.25カラットの石については200米ドルから、1カラットの石については800米ドルまで小売される。

このラインは、革新的なものをジュエリー業界にもたらす。ピンク、ブルー、ホワイトのラボで成長したダイヤモンドをアクセシブルな価格のイヤリングやネックレスのデザインで取り揃えている。

「ライトボックスは、消費者が望んでいるがまだ入手していない研究室で栽培した研究室で育ったダイヤモンド分野製品を提供することによって変革をもたらす。永遠ではないかもしれないが手ごろな価格のファッションジュエリーは今のところ完璧だ」とブルース・クリーバー、CEO、デビアスグループは語る。

「私たちの広範な研究では、ラボ(研究室)で育ったダイヤモンドを、それほどコストをかけるべきではない楽しいものとしてみなしていることを示しています。ラボで作られたダイヤモンドは技術の産物であり、合成サファイア、ルビー、エメラルドで見られるように、技術が進歩するにつれてより手頃な価格になる。何十年にもわたって研究開発投資が行われた結果、消費者により良い価格を提供できるようになった。当社のコア事業であるダイヤモンド事業と比較して中小企業である一方で、Lightboxブランドは消費者と共鳴し、De Beers Groupにとって新たな補完的商業機会を提供すると考えている。」

「ライトボックスジュエリーは、輝きと色、非常にアクセス可能な価格によって、消費者に何か新しいものを提供する。消費者が望むものを深く理解するだけでなく、ライトボックスは革新的なダイヤモンド部門への透明性へのコミットメントをもたらす」ライトボックスジュエリーのスティーブ・コーゼネラルマネージャーは付け加えた。

「私たちは研究から、研究室で栽培されたダイヤモンドについて多くの混乱があることを知った。ダイヤモンドとはどう違うのか?ライトボックスは、ラボで成長したダイヤモンドについて消費者に明確になり、真の生産コストと一致する容易な価格を提供する。

コー氏は、「私たちは、その範囲が進展するにつれて、より多くのデザインと色を導入する。当社独自の製造プロセスの技術的効率性は、常にLightboxをアクセス可能な価格で提供することを意味している。」

Lightboxは米国で発売され、当初はライトボックスのオンライン通販のウェブサイトを通じて米国の消費者が利用できるようになり、販売パートナーシップが正式に発表される予定。

デビアスグループの子会社であるライトボックスは、50年以上にわたり研究室で培ってきたダイヤモンド技術の世界的リーダーであるデビアスグループのElement Six事業の研究室で栽培されたダイヤモンドを供給する唯一のジュエリーブランドとなる。

0.2カラット以上のLightboxラボで成長させたダイヤモンドは、石の中にライトボックスロゴを表示する。裸眼では見えないが、高倍率で簡単に識別できるロゴは、研究室で育った石を明確に識別し、Element Sixが製作した品質と保証の証拠としても役立つ。

Lightboxをサポートするために、De Beers Groupは、Element Sixの既存の英国の施設に加えて、オレゴン州ポートランドの近くのElement Six製造施設に4年間で合計9400万米ドルを投資している。完全に運用が開始されればと、プラントは研究室で作られた人工ダイヤモンドを年間500,000カラット以上生産することができる。

<解説>

今や人工ダイヤモンドは、原石ベースで5億ドル、研磨後は7.5億ドル、約30万ctの市場シェアがあると推定されている。

デビアスグループの一員であるエレメントシックスは、もともと人工ダイヤ製造技術については世界をリードする存在だった。だがデビアスの本業である天然ダイヤモンド販売ビジネスを妨げないように、その技術は門外不出だった。

しかし近年その技術流出により、中国などで大規模に人工ダイヤモンドが生産されるようになり、またアメリカでも人工ダイヤモンドのブランドが注目されるようになってきた。

2015年にデビアスを始めとする大手ダイヤモンド企業が人工ダイヤモンドに対抗するためDiamond  Prodeuce Associationを立ち上げて「Rial is Rare(本物は希少」を打ち出すと、2016年には人工ダイヤモンド製造・販売業者によってInternational Grown Diamond Association(IGDA)=人工ダイヤモンド協会が結成され、「天然ダイヤモンドよりも環境に優しい」などアピールして、人工ダイヤモンドのキャンペーンが始まった。

今回のLightboxジュエリーブランドは、放っておけば価格破壊や低品質のマーケットになりかねない人工ダイヤモンドのマーケットにおいて、デビアスブランドを打ち出すことでここでもイニシアティブを握っていこうという決心の表明とみることができるだろう。

Lightboxジュエリーブランドの成功の可否は、今後の宝飾業界に大きな影響を及ぼす。9月にはパートナーシップが発表されるが、日本の企業が選ばれるのかが一番の関心事がだ、他の人工ダイヤモンド製造メーカーも次々とブランドを立ち上げるのは間違いない。

その時、宝石店は苦渋の選択を迫られる。消費者は人工ダイヤモンドを受け入れるのか、天然にこだわって人工ダイヤモンドを仕入れないか、ファッションジュエリーとして併設するのか、婚約指輪はどうするのか、これまで売って来たダイヤモンドはどうなるのか…等々。

今後の動向が注目される。

 

 

 

 

 

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