ジュエリーを中心に、時計や靴、洋服まで展開する“オーダーメイドブランド”の『K.uno(ケイ・ウノ)』(株式会社ケイ・ウノ)は自社で行ったアンケートから、消費者のリフォームへのニーズの高まりとそれに反して利用の少ない状況を見て、2018年7月31日、「ジュエリーのリフォーム相談会」をケイ・ウノ自由が丘店で開催。顧客の協力を得て、リモデルカウンセラーによるジュエリーの再生提案とデザイナーによるリフォームデザイン提案のデモンストレーションが行われた。
今回協力した女性顧客により「ジュエリーのリフォーム相談会」に持ち込まれた品の多くは、当人のお母様の持ち物であったという。お母様が急に亡くなられたこともあり、価値が分からないままで8年間持っていたというジュエリーは、大ぶりの琥珀ネックレスからゴールドを使った貴金属ジュエリーまで多岐に亘っており、ジュエリーリモデルカウンセラー1級の資格を持つ同社のコンシェルジュ、島みずきさんが
1.リフォームせずとも磨き直せば身につけられるジュエリー
2.修理したら使えるようになるジュエリー
3.リフォームを勧めるジュエリー
といった“リフォームの優先順位”を示しながら整理を行い、デザイナーの川田有規さんが、依頼主の色の好みや洋服との合わせやすさなども考慮に入れながらデザインを提案。
この相談会では、同じデザインで大小2つあるネックレスが磨くだけで印象が変わる様子も示して「お母様が遺されたネックレスをご本人とその娘さんとでおそろいで着ける」楽しみ方もあると提案し、「想いを受継いでいく」「現代のファッションに合わせやすいデザインになり出番が増える」といったジュエリーをリフォームする意義についても語られていた。
ケイ・ウノは1981年に創業し、1985年に既製品販売店からオーダーメイド・リフォーム専門店へ方向転換。この原点が「リフォーム&修理」であり、同社の特性である“クラフツマンシップ”と“顧客満足の追求”を結びつけるものであった。ケイ・ウノは、現在35店舗の内、30店舗に工房を併設しており、約150名の職人が在籍(2018年4月現在の従業員数:554名)。「ジュエリーのオーダーメイド・リフォーム・修理の専門店として日本で唯一全国に展開」している。
「リフォーム&修理」によるデザイン提案・見積もりは無料になっており、リフォーム途中で原型を確認することもできる(イメージと異なる場合無料で修正可能)。また、リフォーム時に地金の買取も行っており、その金額を利用してリフォーム価格を抑えることも出来るという。
ケイ・ウノによる同社のメルマガ会員とSNS利用者を対象にした調査結果では、
「ジュエリーの査定や買取サービスを利用したことがない:77.8%」
「自宅に眠っているジュエリーをリフォームしたい:46.9%」
「相談会に参加したい:70.4%」
となっていた。