日本宝飾クラフト学院理事長で宝飾史研究家の露木宏氏監修による日本の装身具と宝飾品のすべてを網羅した待望の一冊が刊行された。
アイテム別、時代別に分かりやすい内容で、図版を多数取り入れたビジュアルな編集。日本の歴史的な装身具を知るための画期的な本となっている。
〇執筆
露木宏、宮坂敦子
〇構成
プロローグ―日本の装身具前史
1章―櫛
2章―笄、簪、根掛
3章―洋風髪飾り
4章―帯留
5章―指輪
6章―その他の女性用装身具
7章―男性の装身具
その他、コラムなど
〇内容
近世以降、独自の様式を発展させた日本の装身具。櫛、簪などの髪飾り、帯留、指輪といった女性の装身具を中心に多彩なジャンルを、江戸から昭和初期まで時代を追って豊富な実例写真とともに概説。男性の携帯装身具も必見。
〇全144ページ、オールカラー
〇定価 2,000円+税
<著者プロフィール>
露木 宏
宝飾史研究家。日本宝飾クラフト学院の理事長を務めるかたわら、ジュエリー文化史研究会を主宰。とくに日本の宝飾史研究においては、その幅広い資料収集にもとづいた豊かな見識で定評がある。その成果の一端が前著『詳説 日本の宝飾文化史』(東京美術)に結実した。ほかに『神々の宿る銀』(織研新聞社)、『カラー版日本装身具史 ジュエリーとアクセサリーの歩み』(共著、美術出版社)などがある。
宮坂 敦子
企画編集者、著述家。HRD Antwerp Diamond Grader(ベルギー・ダイヤモンド・ハイ・カウンシル公認ダイヤモンドグレーダー)。株式会社Miyanse代表。ジュエリー関連の職種の垣根を越え、学び、交流するコミュニティ「ジュエリー研究会ムスブ」を主宰。著書に『ジュエリーの基本ブック』『増補改訂 革のすべてを知ってつくる、レザークラフトの便利帳』 (ともに誠文堂新光社)、『ジュエリーのポケットブック』(アッシュ・クリエイティブ) などがある。