ジュエリー専門情報誌：JAPAN PRECIOUS(ジャパン・プレシャス)

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【2021年09月13日】

「PROJECT TOKYO 2021 September」無事閉幕。注目出展ブランド紹介

2021年9月8日～9日の2日間、渋谷ヒカリエ9回Hikarie Hallにて、予定通り、第5回目の『PROJECT TOKYO 2021 September』が開催された。主催のインフォーママーケッツジャパン株式会社は「ご出展・ご来場の皆様、全ての関係者の安全/安心に考慮し、万全な対策を講じます」とし、

・事前登録制での来場

・出展社、来場者、運営スタッフ、関係会社の搬入準備～開催期間中の不織布マスクの着用必須。

・発熱などの症状のある場合の入場制限。

・会場収容人数の制限（東京都並びに会場が定めるガイドラインに従い通常時よりもキャパシティを制限し、通路幅・ブース間隔を確保。混雑時には入場制限を実施）。

・感染への注意喚起を促す掲示板設置とアナウンスの実施。

・アルコール消毒液の設置。

・受付での安全間隔キープの設置。

・救護室設置

・「新型コロナウイルス接触確認アプリ COCOA」のインストール（運営スタッフ、出展社は徹底。来場者への強い推奨）。

といった措置を行った。

2020年9月には海外出展社の無い形での開催となったが、2021年3月の開催ではフランス、スペイン、スコットランド、イタリア、インドネシアのブランドを日本人スタッフが披露しており、2021年9月開催の今展示会には、世界的にも注目される台湾の新進気鋭アパレルが3ブランド、ドイツのプレミアムノートブランド、同じくドイツのフレグランスブランドなど、日本初出展を含む海外からのブランドの出展も見られ、国内外から約160ブランドが集積した「クリエイティビティ＆ビジネスマッチングで“今”を結ぶ国際的ファッションの合同展示会」となった。

この展示会で取材した注目ブランドを、画像と共に紹介する。

[問い合わせ先]

PROJECT TOKYO
URL：https://www.project-tokyo.com/

『LIMITED NUMBER（リミテッドナンバー）』は70年代のアメリカデッドストックパーツを素材にしたブランド。日本人デザイナーが制作することでぬくもり感と繊細さが融合したスタイルが構築されており、ニッケルフリーにするなどアレルギーにも配慮したものになっている。
価格は2,000円台～3,000円台になり、自社オンラインショップでの販売の他、ポップアップショップも開催している。

「飾っても可愛い雑貨のようなアクセサリー」をコンセプトに展開する『Ayatorie（アヤトリエ）』は、バリエーション豊富に展開するピアスを中心に、メガネをデザインしたリングなども制作。
テディベアデザインのピアスが5つセットで3,000円台など、気軽に購入できる価格帯でありながら大人が着用しうる繊細さも併せ持つことから、40代を中心に20代～60代まで、幅広い世代に支持されるブランドになっている。自社オンラインショップでの販売の他、ポップアップショップの開催を行っており、ラフォーレ原宿内の常駐店「OSEWAYA TOKYO」での販売も行っている。

左：『Sparkling Closet（スパークリングクローゼット）』
問合せ先：株式会社C
https://www.blingme-store.jp
バッグやポーチを中心に、バッグチャーム、スマートフォンケースなどを展開するス『Sparkling Closet（スパークリングクローゼット）』は『Bling ME！』のセカンドラインのブランド。今展示会では、11月発売予定の「Disney COLLECTION」を披露していた。ハートの風船を持ったくまのプーさんや不思議の国のアリスなど、パーツを緻密に組み合わせたディテールにこだわった仕様になっている。

右：『PINCTADA（ピンクターダ）』『Hugrace（ハグレス）』
問合せ先：高田釦貿易株式会社
https://takbutton.co.jp/
PINCTADAサイト：https://pinctada.jp
高田釦貿易株式会社は1885年（明治18年）創業の貝釦を中心に服装資材の輸出入、国内販売を行う企業。貝を切り出すところから自社で行っており、2015年からはボタンを素材にしたアクセサリーの製作・販売も行うようになった。
その1つ、メンズアクセサリーの『PINCTADA（ピンクターダ）』では、白蝶貝、黒蝶貝、茶蝶貝、水牛、コロゾナット（タグア椰子の木の実）、黒檀などの高級天然素材釦に使われる材料でブートニエルを制作。播州織を素材に立体的なフォルムで華やかさを加えたものも制作している。
ネクタイの無いジャケット＋シャツのクールビズスタイルでも、ランクアップしたコーディネイトを作ることができ、シャツやジャケットの釦ともマッチする主張しすぎないデザインの為、メンズジュエリー・アクセサリー初心者でも着けやすくなっている。
もう1つの『Hugrace（ハグレス）』はシャツやブラウスの釦に装着するタイプのアクセサリー。既存のシャツに簡単に取り付けることができるようになっている。
どちらも上代で3000円台程度から展開があり、自社オンラインショップの他、セレクトショップ、オーダーサロンなどで取扱いがある。

左：『Kaori Millinery35（カオリミリネリー35）』
問合せ先：https://www.kaorimillinery.com/
『Kaori Millinery35（カオリミリネリー35）』は、東京のサロン・ド・シャポー学院を卒業後、ロンドンで世界的な帽子デザイナー兼職人のプルーデンス氏に師事し、クチュールミリナー技術を習得。ヴィヴィアン・ウェストウッド（ゴールドレーベル・パリコレクション）でヘッドウェア製作アシスタントを務め、独立した2014年からはロンドンでKeiko Nishiyamaのランウェイショーに参加するなど、国内外で活躍してきた経歴を持つオーダーメイド（ビスポーク）で帽子・ヘッドウェアの受注・制作を行う帽子デザイナーである。
今展示会で披露していたのは、チェスをテーマした存在感のある「PROMOTION OF A PAWN」（＝ポーンの昇格）コレクション。使われている羽根もパールも全て手縫いで付けられているという。
『Kaori Millinery35（カオリミリネリー35）』は、年間約100～150名の顧客と向き合ってきた経験と知識を生かし、2021年より、BtoBでの既製品展開にも着手している。

右：『Lovingstone（ラヴィングストーン）』
問合せ先：株式会社ビヤンネートル
http://jaimeplus.jp/
フランスのクリエイターズアイテムを、手仕事の魅力やストーリーと共に紹介している株式会社ビヤンネートル。そのブースの一角で紹介していがのが、2人のパリジェンヌ、シャーロットとセリーヌによるジュエリーブランド『Lovingstone（ラヴィングストーン）』である。マカロンをイメージしたカラフルで自由な素材使いが魅力になっており、タイガーアイやマラカイトのリングも作られている。フランスでは百貨店のポップアップショップでの販売を行っており、ギャラリーラファイエットでも人気だという。日本では5年ほど前から展開を行っている。

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