1月15日~18日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された「国際宝飾展(IJT2025)」が大盛況のうちに幕を閉じた。今回は来場者が思わず息をのむ圧巻のジュエリーや、小売店注目の出展社を紹介する。
■ナガホリ
自社デザイン・自社工場生産による高品質なジュエリーを製造するナガホリのブースでは、一般社団法人日本ジュエリー協会主催の『JJAジュエリーデザインアワード』でグランプリである内閣総理大臣賞を受賞した作品『Dandelion fluff ~平和と挑戦~』を展示した。同社デザイナーの渡部笑美氏がデザインし、アトリエ・ド・モハラで製作されたこの作品には、「世界が平和で思いやりに溢れたものになるように」という願いが込められている。パールを地球に、ダイヤモンドをあしらった綿毛のようなデザインはひとつひとつを人に見立てており、「人類は地球から生まれ落ちた家族である」というメッセージが込められている。

■バル・プランニング
ジュエリーショップに特化した店舗設計デザインを手掛けるバル・プランニングでは、本展示会で初披露となるショーケースの展示を行った。ショーケースの上部には回転式のライトを取り付けており、通常の固定されたダウンライトよりも動きのある光が当たることで、ジュエリーがより輝きを放つように設計されている。実際にショーケースの中にはリーズナブルな価格帯のアクセサリーが飾られていたが、ダイヤモンドと見まがうほどの輝きを放っていた。
ショーケースの底部分にはバッテリーが内蔵されており、1回の充電で約8時間程度はコードレスで使用することが可能。自由度の高い店舗レイアウトが実現できるとあり、多くの小売店関係者が足を止めていた。
