「TRANOÏ」は、パリ・ファッションウィーク®が公式に認める唯一の合同展示会。1998年のローンチ以来、パリで年4回開催し、世界のトップを目指すクリエーターをサポートしている。欧米ブランドのアジア市場への参入に向けたプラットフォームづくりを目的に、2024年9月に第1回目の「TRANOÏ TOKYO」が開催された。第2回目となる本展示会は、2025年3月18・19日の2日間、東京・ベルサール渋谷ファーストで開催され、WOMEN‘S・MEN’S・SHOES・BAGS・JEWELRY・LIFESTYLEなど幅広いジャンルから国内外約170ブランドが出展。その内訳は国内ブランド4割、海外ブランド6割であった。初日から新たなブランドを求めるリテーラーが次々と来場し会場内は賑わいを見せていた。
「1日のはじまりに選びたくなるジュエリー」を提案するアクセサリーブランド「Aperdiem(アペルディエム)」。水の流れによって削られ、丸くなっていく石の経年変化を表現した「Flowシリーズ」や、さまざまな形の貝殻をシルバーや天然石に落とし込み、自然の美しい形を表現した「Shellシリーズ」など、自然や偶然の美しさをインスピレーションに、ひねりのあるデザインを展開。使うほどに愛着が湧いていき、いつも身につけていたいと感じるジュエリーを提案している。


25年以上にわたり世界中のアーティストの感性を発信し続けるインポートジュエリーのセレクトショップ「KU-CROISSANT」が、新たに立ち上げたブランド。それまでメンズ、レディースと分けていたコレクションの素材やデザインを大きく見直し、新しく一つのブランドとして2022年に誕生。全ての商品が金属アレルギーフリー、エイジレス、ジェンダーレスとなっており、自分の体質、年齢、ジェンダーなどから「縛られなくていい自由さ」を表現したジュエリーを展開している。


18Kゴールド・天然石を使用したジュエリーブランド「Nymphs(ニンフス)」。林 光宣氏がコレクションブランドのファッションデザイナーを経て、2004年に立ち上げた。デザイナー自らが選んだ上質なダイヤモンド、天然の宝石、パール等を使用し、自然の力を宿した石が持つ味わいそのものを生かしたジュエリーを展開。個性的で不思議な魅力を持ったラグジュアリーなコレクションを揃える。大阪肥後橋にあるアトリエではアトリエショップオープンデイを不定期で開催。


1986年民俗学者でデザイナーのサンドリーヌ・デュロン氏と、パートナーである写真家のダニエル・オアキ氏によってパリに設立されたコスチュームジュエリーブランド。フランスの職人により一つ一つ手作りされ、細部までこだわった繊細なデザインには定評があり、世界中を旅した元考古学者のデザイナーが提案する作品はフランス本国を始め、ヨーロッパからアジアまで幅広く支持されている。


1986年、デザイナーのPHILIPPE FERRANDIS氏が自身の名を冠して立ち上げた、パリ発のブランド。CHANELやCELINEなどの有名メゾンとのコラボでも有名で、最高級の大粒のスワロフスキー・クリスタルを大胆に組み合わせた、他にはない華やかでラグジュアリーな雰囲気が特徴。デザイナー自身の感性を生かしたチョウや花をモチーフにした色鮮やかで美しいジュエリーを展開している。全てパリの工房で手作りされており、存在感がありつつ軽やかで繊細なデザインが印象的。


■HERE DITAS/JAPAN Instagram:@here_ditas
アダストリアの子会社・エレメントルールが運営するジュエリーブランド「PAS TIERRA(パティエラ)」から2022年3月に登場したD2Cジュエリーライン「HERE DITAS(ヘレディタス)」。「ヘレディタス」とは、ラテン語で、“ここにある富を継承(ヒア=ここ、ディタス=富)”を意味する。ブランド名には「さまざまなフィルターを外して後世に残る真の美しさを提供したい」という思いが込められている。ジェンダーレスアイテムや、卓越した職人技により生まれた芸術品のようなリング、歪みや傷があり廃棄されるはずのアコヤパールを使用したアイテムなど、“美しさを継承する“をテーマに独特の価値観で展開。

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