一般社団法人東京ダイヤモンドエクスチェンジ(本部:東京都台東区、岩崎 道夫理事長)が、和7年6月5日、第三期通常社員総会を開催し、全議案可決、承認された。
期末現在の会員数は26社(1社退会、1社入会)で、総会への参加者数は25名だった。
なお、2024年度事業報告・2025年度事業計画として次のように発表された。
当団体は組織改編後実質的な第二期目として活動を開始しております。2024年度は、新団体発足時に定めた「国際ダイヤモンド業界とのネットワークの維持、消費者信頼向上とSDGsへの貢献、ダイヤモンド流通の正しい情報と教育の提供」という3つのミッションを引き続き具体的に遂行することでした。概ね当初計画通りの実績をあげることができました。そして事業推進においては、各委員会を中心として活動しました。
特に昨年はロシア産ダイヤモンドに対する経産省の指針作成に向けて協力いたしました。4月には、WFDB他3団体(WDC,IDMA,GEPEC)からのG7各国宛依頼文書を当団体から経産省に提出いたしました。また同月、経産省からの「ダイヤモンド(原石・研磨済み)の輸入に際して事業者が取り組むべき内容に関する指針」について、会員の意見をベースに当団体の意見書を作成し提出しました。世界の業界動向に関する情報も継続的に収集し、提供しています。SoW‐TDEと「7つの約束」の遵守にも努めています。
ホームページには様々なレポートを掲載しています。「非ロシア産ダイヤモンドの輸入に際してのQ&A」「ダイヤモンド原石国別データ」、経産省の「ダイヤモンド輸入時の指針」などを提供しています。
昼食講演会では、「最新:ダイヤモンドエンゲージリング購入・非購入実態把握調査」と「宝飾業界の最新トピックとダイヤモンドマーケット動向」のテーマで2回開催致しました。
本年度は、各国とも海外の超大国の動きが自国の経済に大きな影響を与えうることから、一時も世界の動向に目を離せない状況にあります。トランプ関税リスクが及ぼす影響、ウクライナ・ガザの戦争の行方等々大きな変化が起こりうることが予想されます。特にダイヤモンド業界においては、ロシア産ダイヤモンドの輸入規制が実施されており、直接的にも間接的にも様々な変化が想定されます。アンテナを高くして各種情報の入手に努めていきたいと思っております。こうした先行き不透明な環境下ですが、今年度も3つのミッションを事業計画の柱として継続して進めてまいります。
我々はダイヤモンドプロフェッショナルとして様々な活動を通じて業界の発展に寄与するよう、これからも努力する所存です。
どうぞこれからも一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。