年2回開催される、繊研新聞社主催のファッション総合見本市「JFWインターナショナル・ファッション・フェア:JFW–IFF」が1月14日(水)~16日(金)までの3日間、東京ビッグサイト西展示場で開催された。
2008年7月開催の展示会から「東京発日本ファッションウィーク」を推進する日本ファッションウィーク(JFW)推進機構と連携し、JFW-IFFの形で開催されるようになり、今回はその2回目。
世界的な景気後退の影響があり、前回開催と比較して若干の来場者減少があったそうだが、日本を含む欧米・アジアなど15カ国から730社が出展し3日間で2万8,149人の来場となっている。
会場では「2009アジアンデザイナーズコレクションin Tokyo」と題した若手デザイナーによるファッションショーも開催。ソウル・台北・マニラ・ホーチミン・バンコク・クアラルンプール・シンガポール・ジャカルタ・デリーのアジア9都市の新進デザイナーが素材・スタイル・テイストも様々なファッションを披露した。
靴・バッグの革小物から、デニム関連やアクセサリー、ジュエリーまで様々なファッションが集積されており、初めて出展するクリエイティブデザイナーのブースとファッションショー開催場所は西1・2展示場に挟まれた来場者がすぐに目にする中央部分に設置されており、それがIFFにユニークなカラーを与えるものにもなっている。
出展社全体のファッション傾向は緩やかなドレープで作られたワンピースや柔らかな印象のカラーのナチュラルなスタイルが多かったが繊研新聞社の担当者によるとそのナチュラル傾向の中でも最近は「白やベージュカラー中心の“ベタベタなナチュラル”からアクセントにカラーも取り入れたナチュラルファッションに変わってきている」と話している。そして最近増加傾向にある出展社は「バッグとレディスウェア」。来場者の割合ではセレクトショップ・専門店・アパレル業の関連が多い。
そのファッションにアクセサリー・ジュエリーは欠かせないアクセントとして認識されるようになっている。
独創性があり、なおかつ長く展開できるような“確立したブランド展開”をしている若手クリエイティブデザイナーのアクセサリー・ジュエリーにも来場者は熱心に注目していた。
次回の「JFWインターナショナル・ファッション・フェア」は2009年7月22日~24日東京ビッグサイトの西展示場で開催予定になっている。