GIA卒業生の日本における同窓会組織であるGIA AAJ(会員521名、中入誠会長)が2月13日、会員や現在受講中の生徒を対象に、元ミキモト真珠研究所所長の赤松蔚氏を招き「最新真珠セミナー」を大阪市中央区のGIA JAPAN大阪教室で開いた。参加者は会員、受講生、外部からの参加者を含む18名、アットホームな雰囲気の中、2時間にわたり赤松氏の講義に耳を傾けた。
「昨今の真珠業界は、低迷が続いている。母貝の大量死による供給の減少だけでなく、品質より価格重視の販売などにより、消費者の真珠に対する見方がかわってしまった。『とにかく安いものを。』という消費者動向をつくってしまった結果、値段なりの低品質の真珠が市場にあふれてしまい、もはや、宝石といえない品質の真珠も随分増えた。」
赤松氏は、「この現状は、美しい真珠を創ろうとした御木本幸吉の目指した養殖真珠の未来とは全く異なるのではないか」と憂い「養殖真珠ルネッサンス」を提唱している。これは、御木本幸吉の目指した美しい養殖真珠をもう一度取り戻そうという考えである。
「宝石、特に真珠は美しさを数値だけでは表せない。だからこそ、プロは美しい真珠を厳選して消費者に届ける責務を負うのではないか。」赤松氏の熱い思いは参加者全員の胸に届き、盛況の内にセミナーは幕を閉じた。
GIA AAJでは年に数回、日本各地で会員対象のセミナーを実施している。会員外の参加も可能である。また、GIA卒業生であれば海外でのGG取得者でも随時AAJに入会できる。連絡先はAAJ事務局となっている。