2010年3月末、『TARO HORIUCHI』(タロウ ホリウチ 株式会社A&T CONCEPTS 本社:渋谷区 代表取締役:堀内 晶子氏)の秋冬コレクションが発表された。
今期のテーマは「IN THE CENTER OF THE VOID」。黒を基調にしたレディスウェアが20点、メンズウェアが10点、40点のジュエリーも紹介され、他に、デザインした家具などもコレクション発表会場に並べられた。
“無の中に豊かなものがある”として、「空虚の中には何も存在せず、全てが存在する。黒い空虚が全てを包みこみ、その中には、静かな美しさが存在する」の想いを込めて「VOID―空虚―」をテーマにしており、作品は闇に潜む豊かさを表現したという。
デザイナーの堀内太郎氏は28歳。14歳で渡英し、ロンドン・キングストン大学で語学と写真を学び、2003年にはアントワープ王立アカデミーに入学。2007年に首席で卒業している。
在学中にはRAF SIMONSなどでショーのアシスタントを務めており、また、ITS SIX in ITALYに参加してDIESEL賞を受賞、2008年3月にはTARO HORIUCHI for DIESELが13カ国で発売されるなどの経歴を持つ。
卒業後は渡仏してNINA RICCIでインターンとして経験を積み、自身のブランドを設立したのは2009年2月。今回が2度目のコレクション発表になる。
ウェアの特徴は、フォルム、カッティング、パターンにこだわったラインの美しさ。中心価格帯は2万500円~26万5,000円(税抜)。カットソーで3万円程度、アウターでは30万円程度になる。
両親の影響で幼少の頃より古美術に囲まれて育ち、そこで培われた感性も感じさせる『TARO HORIUCHI』は、ジュエリーではシンプルなフォルム・独創的なスタイルを特徴にして、石にK20を組み合わせたネックレスや、水晶に直接ゴールドを差し込んだピアスなどを展開している。
ジュエリーの中心価格帯は1万6,800円~30万4,000円(税抜)。ウェア、ジュエリーともに顧客層は価格の関係からも40代以上が中心になっているようだ。
将来的にはロンドンやパリなども視野に入れた展開をしていきたいとしているが、まずは故郷である東京で足場を固め、堅実にブランドを成長させていく方針になっている。
写真左で左にいるのがデザイナーの堀内太郎氏。