5月15日(土曜日)に毎日新聞で報道された㈱全国宝石学協会(全宝協)の宝石鑑定疑惑問題について、昨夜マスコミ各社にFAXが送付され、本日15時から日本宝石鑑別団体協議会(AGL)が緊急記者会見を開催した。
冒頭で土居会長より、「本日AGLの緊急理事会が開催され、全宝協の高橋夏樹代表からの自主退会の申し出を受理した。今後、再鑑定などの調査を行い、疑惑が立証されれば、除名処分も検討する」と説明があった。
また、今後の消費者対策として、枠を外してくれれば、AGLメンバーで再鑑定を無料で実施することも決定された。
問題となっている2007年2月から2008年10月に全宝協により鑑定されたダイヤは33万8000個とも言われているが、これについても、AGLは全宝協にソーティングナンバーを提出するように指示している。
AGLでは日本ジュエリー協会(JJA)と共同で原器運用管理委員会を作り、そこで疑惑のある石を鑑定し、2グレード以上カラーが違う石が3個以上見つかれば除名処分を行うこととなっている。
今まで除名処分を受けたAGLメンバーは2社。実は全宝協は平成2008年10月にも疑惑の石が業者により持ち込まれたが、この時は2グレードのボーダーぎりぎりで、しかも1個だけが問題となったため、厳重注意処分となった経緯がある。
会見には多数のTV局、新聞各社が参加したが、「ボーダーぎりぎりとはどのあたりか」や「許容範囲とは」などの質問が相次ぎ、今後宝石鑑定の透明性をさらに求められることになりそうだ。
土居会長は、「今回の騒動で消費者は心配だろうが、これはあくまでも特定機関による限定された期間のもの。全てのダイヤモンドに当てはまるものではない」と説明をしていた。
*Webマガジンに補足記事があります。