珊瑚ジュエリーのリーディングカンパニーである株式会社高知県珊瑚(本社:高知県高知市、代表取締役社長:川村裕夫)が、2012年3月8日~15日の8日間、スイス・バーゼル市で開催される世界最大の時計宝飾見本市「バーゼルワールド2012」に出展する。
今回の出展場所はHall2-2という国際著名ブランドのみが出展できる場所ということで、いよいよ同社が展開する「TosA」等が海外で認められた証となった。
高知県珊瑚は、メインの素材に高知県沖をふくめ日本近海でしか採取されない高品質で希少性の高い珊瑚を用いたジュエリーを展開している。2009年のバーゼルワールド初出展以来、4回目の出展となる今回は、デザイン・彫刻・制作の全工程を日本人によって手がけ、あくまで「JAPAN MADE」にこだわったジュエリーを発表する予定。今回、特にオールジャパンメイドにこだわった背景には、昨年の3月11日に起こった東日本大震災があるという。「大震災から1年間、日本人の私共に何ができるのか自問自答しながら過ごしてまいりました。その中で、大震災に負けない日本の強さを盛り立て、明るい話題を提供することが、私共の役目ではないかと考えました。世界に向けて日本の強さを発信することがバーゼルワールドで私共にできることだと思っています」。
ジュエリーとして用いられる宝石珊瑚は、水深200メートルから2000メートルの深海で採取され、石灰質でできた固い骨格をしている。宝石珊瑚は鉱物である他の宝石類とはちがい「サンゴ虫」という生き物によってつくられた有機気質の宝石で、生息する海域によって大きさや形、色の濃さが異なる。その色は大きく分けて、赤・桃色・ピンク・白があり、特に赤色の珊瑚は採取できる海域が日本近海と限られ、前長30センチほどの小ぶりな原木が多く、採取量も少ないことから、近年、希少性を増してきている。また、赤珊瑚の中でも、血のように濃い赤色をもつ血赤珊瑚は最高品質とされており、高知県沖で産出される血赤珊瑚は、その色合と品質の良さから世界中のインターナショナルブランドからも注目されている。
高知県珊瑚では、最高品質の血赤珊瑚をメインに小粒のダイヤモンドをあしらった「TosAコレクション」をはじめ、白珊瑚の中でも全体の約2%しか産出されない純白部分を用いた「SNOW ANGELコレクション」、帯留めや根付けに熟練の職人によって「珊瑚彫刻」を施し、伝統の匠の技とジュエリーの融合が美しい「三彩コレクション」を展開。今回のバーゼルワールド2012では、前回でも多くのジュエラーから高い評価を得たという「花」をメインとした珊瑚伝統彫りのカービングジュエリーを多数発表するという。
ブローチネックレス / Broach Necklace / 胸针项链
素材:
血赤珊瑚、プラチナ、ダイヤモンド、ルビー
Red Coral(Ox-Blood), Platinum, Diamonds, Rubies
血赤珊瑚、白金、钻石、红宝石
珊瑚彫刻で世界的に最も有名な「薔薇」。その花言葉は「愛」「美」。日本の珊瑚彫刻にダイヤをあしらい、儚くも美しい薔薇の魅力をジュエリーに再現し、永遠の美しさを咲かせました。