わずかな動きを振動エネルギーに変えて宝石が揺れ続ける『ダンシングストーン』の開発で知られる株式会社クロスフォー(本社:山梨県甲府市、代表取締役社長:土橋 秀位、以下「クロスフォー」)は、中国において30年以上に亘りジュエリー業界を牽引しているS.K Diamond社の協力の元、2023年6月16日、国際的なジュエリーブランドの運営会社であるPIA JEWERLY社と中国国内でのブランド戦略パートナー契約を締結した。
ダンシングストーンの海外展開においては、タイの協力工場で生産したハンガーパーツ(わずかな動きで揺れ続けるための要と言えるパーツ)を販売し、取引先となる海外企業が自社でジュエリーに仕上げるというビジネスモデルを2021年より採用することで、模倣品対策を行ってきたクロスフォー。しかし、特に中国国内ではそれでも多くの模倣品が出回ってしまっており、知的財産権のみならず取引先が得る正当な利益をも侵害する状況に頭を悩ませていた。これまでに国内外含めて約4,000の不正販売を摘発しているものの、新たな不正販売サイトが乱立する状況に販売戦略の変更が必要だと感じており、また、社名である「クロスフォー」の消費者に対する認知度を高めることが、模倣品の抑制にもつながると考えていた。
そこで、クロスフォーブランドとダンシングストーンの認知向上とシェア拡大を見込み、PIA JEWERLY社と中国国内における唯一のブランド戦略パートナー契約を締結する運びとなった。PIA JEWERLY社は中国での小売ノウハウ、知見を持つ企業であり、グローバル展開する海外ブランドのラインセンスを保有して拡販している実績があるなど、クロスフォーが企図するビジネスモデルとマッチしたことがきっかけ。今後は、PIA JEWERLY社がこれまで培ってきたブランド運営リソースを活用し、ショッピングプラットフォーム、SNSプラットフォームなど主要なプロモーションチャネルにおいて、クロスフォーのブランド名の認知やダンシングストーンジュエリーの市場拡大を目指す。まずはECに注力し、その後リアル店舗での展開も視野に入れる。
土橋社長は「これまで弊社はメーカーだったが、ブランド企業としてスタートする第一歩。まずは中国でクロスフォーブランドの確立、認知向上を図り、これをきっかけに、今後は、国際的なファッションジュエリーブランドを目指す。初年度は、ロイヤルティー収入、パーツ販売で計2億円の売上を見込んでいる。」と意気込む。