2024年4月より貴金属の品位証明手数料について価格改定が行われる。内容については、下記の通り。
■品位証明受付について
<受付窓口>
独立行政法人造幣局 さいたま支局事業調整課
〒330-0835 さいたま市大宮区北袋町1-190-22
TEL.048-645-5939/FAX.048-645-5966
(宅配等による受付・返却も可能)
<受付時間>
午前8時30分~午前11時30分/月~金曜日(祝日及び年末年始は除く。)
<手数料>
有料(製品地金別の、品目及び数量により料金は異なる。)
〜2024年3⽉31⽇ 受付分 手数料はこちら ⇒https://www.mint.go.jp/media/2024/02/tesuuryou_old.pdf
2024年4⽉1⽇〜 受付分 手数料はこちら ⇒https://www.mint.go.jp/media/2024/02/tesuuryou_new.pdf
<その他>
“登録の届出及び受付要領”はこちら⇒https://www.mint.go.jp/operations/exam/operations_certification-04.html
造幣局では、公的な第三者として、貴金属製品の製造又は販売をしている事業者の方々からの依頼に応じて、貴金属製品の品位試験(分析を行い、製品に含まれる貴金属の純度の割合を調べること)を行い、この試験に合格したものには、次のような証明記号を打刻してその品位を証明している。この証明記号を通称「ホールマーク」といい、一般の方々からの信頼も厚く貴金属製品の取引の安定と消費者保護に貢献している。このマークは任意の制度として設けられているため、市販されている貴金属製品にはマークのない製品も存在する。しかし、貴金属の品位は目で見てわかるものではないため、信頼できるマークがあってこそ、誰にでも判別が可能となるものである。デザインについては日本の造幣局の証明であることを示す日本の国旗、日の丸" (日の丸図)の画像"と1000分率で品位(純度)を表すひし形の中の数字と、白金または白金合金を示す" (白金マーク図)の画像"からなっており、(例えば、図のように" (ホールマーク図)の画像"とある場合には、指輪は純度90%以上の白金製であることを示す。)K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではない。
■ホールマークの由来
14世紀頃、英国の貴金属細工業者(Gold Smith)の組合が、ロンドンに会館(Gold Smiths' Hall)を建て、組合に加入している業者の製造した貴金属製品を検査、これに合格したものに証明印を打って販売することにより製品の信用を保持した、つまり、ホールでマークを打ったことが語源となっている。なお、諸外国では、この制度は任意であったり強制であったり、また造幣局をはじめ国の機関が行ったり、指定を受けた業者が行ったりと様々である。