ジュエリーアーティストの梶光夫氏(株式会社カジ・インターナショナル、本社:東京都渋谷区)は、石川県輪島市出身の漫画家、永井豪氏と協業し、能登半島地震支援作品『デビルマン宝飾輪島塗パネル』を東京・湯島のナガホリ本社で発表した。
梶氏と永井氏はそれまでお互いに知らなかったが、たまたまバスツアーで知り合い意気投合、その後梶氏が、永井豪氏が有名な漫画家であることと、今年1月に被災した石川県輪島市出身であることを知り協業を持ちかけたという。
会見で、永井氏は「災害時は寄付が集まるが、少し経つと忘れられがちであり、今回の協業で長く支援することの象徴的な意味が出たらうれしい」と述べた。
今回のパネルは、永井氏が保有する輪島塗で制作したものに約80個の宝石を使用して装飾。デビルマンの目に大きなエチオピアオパール、眉には石川県の木「あて」(能登ヒバ)をイメージしたゴールドパーツとダイヤモンド、手には放射状にデザインされたゴールドパーツと、中央には珍しい日本産のレインボーガーネットをセットしている。
能登半島地震支援ジュエリーとして加賀蒔絵(まきえ)を取り入れた「ジャポネスクエマーユジュエリー」も販売し、いずれも売り上げを能登半島地震の義援金として輪島市に寄付する。
パネルは6月8、9日に帝国ホテルで開かれる宝飾催事「創美展」(主催はナガホリ)で販売する。
創美展では、梶光夫・武史氏がクローズアップデザイナーに選ばれていることもあり、ロボットの金字塔マジンガーZの輪島塗パネルに宝石を施した「マジンガーZ宝飾輪島塗パネル」も発表される。