デンマークのジュエリーブランドであるパンドラは、従来の4C(カット、カラー、クラリティ、カラット)に加えて、二酸化炭素排出量の指標として「5番目のC」を導入する。二酸化炭素排出量には、ダイヤモンドの原料生産からカット、研磨に至るまで、合成ダイヤモンドの製造工程全体が含まれる。
同社によれば、ダイヤモンド生産者協会(現:天然ダイヤモンド協議会(NDC))が2019年に発表した調査に基づき、天然ダイヤモンドの生産とカットに伴う二酸化炭素排出量と比較し、同社のラボグロウンダイヤモンドは90%少ないとしている。
パンドラのCEO、ベルタ・デ・パブロス=バルビエ氏は、「私たちは、ダイヤモンドをより身近なものにすると同時に、お客様が購入する商品について明確な情報を提供することが、未来の鍵だと考えています。私たちはサステナビリティを念頭に置いてジュエリーを製作しており、5番目のCを導入することで、お客様が情報に基づいた選択をできるよう支援していきます」と述べている。
パンドラ社によると、1カラットの合成ダイヤモンド1個あたりの二酸化炭素排出量は12.58キログラムであり、同サイズの天然ダイヤモンドに比べて約90%低いという。同社はこの排出量をジーンズ1本の製造に例えている。
パンドラは2021年に天然ダイヤモンドの使用を中止し、同年5月には英国で初のラボグロウンダイヤモンド「パンドラ・ブリリアンス」を発表した。短期間のテスト販売の後、2022年には北米でも販売を開始した。現在、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、デンマークで販売されており、今後他の国にも展開していく予定である。パンドラは、ダイヤモンドの製造に100%再生可能エネルギーを使用していると主張している。
この数値は外部のライフサイクルアセスメント専門家がパンドラのラボグロウンダイヤモンドの二酸化炭素排出量を算出、監査法人EYが検証した調査結果を公表した。パンドラは、今回の調査結果を他のジュエリーメーカーと共有する予定だと述べた。「消費者が製品の製造方法についてより詳細な情報を求めるようになるにつれ、透明性はブランドにとって決定的な要素になりつつあります」と、デ・パブロス=バルビエ氏は付け加えた。